TECHNOLOGY AND
CONSTRUCTION METHOD
技術・工法
SCR工法
（セパレート・ケーシング・ロックオーガ）
SCR method
大口径の障害物の撤去破砕に威力を発揮します。
セパレート式ケーシングロックオーガー工法は、ケーシングオーガーとスパイラルオーガーが独立して削孔出来るように設計された工法です。
削孔芯の精度は、ケーシングを使用するため、従来のロックオーガー工法よりも高く、削孔速度はケーシングオーガーとスパイラルオーガーを交互に掘進していくので、従来の工法と比較すると、非常に早く機動性に富み、効率よく施工できます。
【SCR工法の構成図】
特徴
Characteristic
- 山留および基礎杭打設に障害となる既設障害物（コンクリートパイル、鋼管
、鋼管矢板、Ｈ綱、松杭、鉄筋コンクリートなど）をスムーズに撤去破砕が可能です。 - 低騒音、低振動で施工できます。
- スクリューとケーシング両方の特性が生かされて、精度の高い施工が期待できます。
- チャック装置を取り替えることによってφ600～φ1000までの削孔が可能です。
（アタッチメント装着によりφ1400まで削孔可能） - スクリューヘッド先端よりセメントミルクの注入が可能です。
障害物撤去と同時に、ソイルセメント、根固め等の造成が出来るので、
コスト削減、工期短縮につながります。 - ケーシングオーガーのチャックを開くことでケーシングを土中に
残したままにできるので、土砂の置き換えもスムーズに出来ます。 - スクリュー部分とケーシング部分が分割して駆動するので、
破砕撤去工事のみならず、バラエティーに富んだ使い方が出来ます。 - ケーシングをどの位置でも掴む事が出来るので、ケーシングオーガーを低い位置で維持することが
でき、他の工法に比べ重機の安定度、安全性が高くなります。